'09年 軽井沢花歴 4月中旬のいろいろ
こんにちは。
あっという間に芽吹きと開花が進んでいますね。
今年は早い!口から出る言葉はもうそればっかりですが(笑)
本当に、追いついていなくて旬を取り損ねている植物もあって
少々焦りもあります。
でも・・こうして永い冬を越えて一斉につぼみが膨らんでくる
芽吹きの瞬間に立ち会えるとやはりホッとします。
追いつかないなんて焦るなよと、載せられないなんて気にするなと、
おおらかに受け入れて迎えて下さっているような錯覚がありますが、
・・やはり発信できてないことは伝わりませんからいけないなぁと。
独り占めでなくておすそ分けの為に始めたブログですから、
旬のうちにお届け出来ますよう(力ぬきつつ)がんばります。
それでは早速、星野ガーデナーチームからの花歴を。
◆ヘビイチゴ(ヤブヘビイチゴ) バラ科 撮影4/15


ヘビイチゴにもソレとヤブヘビイチゴと数種あるそうです。
うちの庭にも秋にはヘビイチゴが大量に実をつけていますが、
春先にこんな素敵な花を咲かせてくれている印象って残ってないの
ですね。恐らく春の段階ではこれがヘビイチゴの花とは夢にも思って
いなかったからなのでしょう。
黄色いジュウタン・・西洋タンポポのジュウタンも和みますが、
淡い黄色のジュウタンのほうが春っぽく映る気がします。
好きな「レンギョウ」と同色だからという個人的趣向によるものです
けど、伝わる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
こんなに可憐な花を咲かせながらも、雑草のような繁殖力、逞しさ
があります。夏に実をつける真っ赤なイチゴは、、不味いです。
加工してジャム、というわけにもいかないシロモノでありました。
続きまして、
◆アセビ (ツツジ科) 撮影4/16


このアセビ、漢字で書くと「馬酔木」と書くそうです。
この葉には、有毒成分があり、アセビを馬が食べると酔ったような
状態になることからこの漢字が充てられたそうです。
漢字検定に出ても読み切れない漢字ですよね。アセビって・・
もちろん人体にも影響が出ますのでくれぐれも口に含まぬように。
星野エリア入り口の、『星野温泉ホテル』看板下の写真です。
こんなに可愛い鈴をたくさん吊るして咲くんですね
この木は常緑の広葉樹になります。シャクナゲも常緑の広葉樹です。
◆フッキソウ (ツゲ科) 撮影4/20


フッキソウ、「富貴草」と書きます。なんとも縁起のよい名前ですね。
~ソウと呼びながらも、ツゲ科の木の仲間です。
名前に覚えのある方もいらっしゃるかな? 昨年の秋の植物だより にも
登場しています。実もうっすら映っていますので見比べて下さい。
ホテルブレストンコート・石の教会の入り口付近にありますのでぜひ
開花の様子をご覧下さい。
そして、これから開花が進むヤマザクラを紹介します。
◆ヤマザクラ (バラ科 サクラ属)


今年は早い、はやい!というのはこのサクラ系が軽井沢町内でも開花が
進み一部見頃を迎えており、隣町の佐久・小諸・御代田とも例年ほど間が
あかずに始まってしまっていることによる感覚なのであります。
御代田の雪窓公園の桜も早くも散り始めているんですもん、それは正直
焦りも出てしまいます。。
ーーー
一部訂正 道路拡幅工事中の道からみえる数本は葉桜になりかけてましたが
広くサクラの本数も多い公園ですから見頃のものもまだまだ多くありそうです。
とはいえ今週末がピークでしょうか。
軽井沢町内ほど混雑しない場所ですから,ご滞在中お時間ありましたら
どうぞ雪窓公園にもお出かけくださいね!
ーーー
さて、軽井沢の桜も「ヤマザクラ オオヤマザクラ」などいろいろありますが
ここでは「ヤマザクラ」としてひとまとめで紹介していきます。
大きな特徴は、葉と花が同時に開くことです。
毎年桜の時期を迎えていて、この違いって気がつきましたか?
ソメイヨシノなどは、開花して散って、葉が芽吹いてくるんです。
桜と菊は、日本の国花なのですね。
ヤマザクラは個体変異が多いようでして、開花時期、花つき、花の濃淡と
新芽の色、樹形や樹表にも様々な異変があるとのこと。
確かに、ヤマザクラっぽいけどなんか違うな、別種かな?と思う事しばしば。
桃色白色も様々ですからね、
間に合えば(間に合うように)各所撮影してきますので、
説明や関連の・・などはまたその時に記載しましょう。

春の何気ない風景もまた次回。。
スポンサーサイト