たまには いっぷくを。
たまには気分を変えて。。
先日、脈絡無く展開する夢の中で、上手くお茶を点てられずに
力んでいる自分の姿の記憶が妙に残って目覚めました。
少し前に、流派の家元(宗偏流)が亡くなられた事もあって、
稽古お休み中ながら仲間と連絡を取っていたことからの繋がりか、
はたまたゆとりあるペースで過ごしている筈が、どこかで力んで
抜け切っていないのか、、
たまにふと脳裏に、お茶稽古の風景がスッ・・と浮かぶ事がありました。
たまたま偶然、久しぶりに抹茶を買っていて、
ふと某所より譲り受けた渕の深い冬用の茶碗が目に入って、
少し昼頃時間が取れたので、
オフィスで点てて飲んでみた。

意識してみたのにやはり力みがあって、荒くて甘みがでない。苦い。
茶道と言っても、石臼で挽いた玉露の粉を 湯を入れて茶筅で撹拌
させて飲むだけですから 技術や年期やどうこうと言うものではない
ものなのですが、
点てる人の状況が、その一杯に顕著に現れるから驚きです。
穏やかに、ふうわりとほろ苦くも甘みを引き出した美味しいお茶を
点てられる。 おいしいお茶を点てられる自分でいられる術が、
稽古なり日常の心がけでの賜物なのですね。
うまい抹茶は、じんわりと旨いです。落ち着きます。
美味しい一杯を生み出したいと思え、それを美味しく味わいたいと
思える時は、心身が健全である証拠なのだと思います。
“計り”として、接客オフィスに居られる時は、自服を続けよう。
季節の和菓子もおいしくなる春には、寄って下さった方にお出し
できるようになっておきます。
和菓子が美味しくて、お茶がホッと旨くて、落ち着ければそれが全て。
ちょっと遠ざかっていた気がするので、また少しづつ愉しんでゆきます。
あ、最近出先で美味しい日本茶を頂く事も多く嬉しい。
個人的には信州飯田の『田畑茶舗』さん が好きで一時期頼んでいました。
寒い冬に別荘で頂く丸山珈琲も、美味しい紅茶も格別ですが、
たまには雪景色を眺めながら 日本のお茶も、ホッと します。
いっぷく いたしましょう。

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コー コポコポ シュー ピキン。
炭火で湧く炉釜からの音が懐かしいな。
たまーに、戻りたくなります。もうちょっと先かな。
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