ドラム缶風呂をつくりたい・1
話題が飛び飛びで申し訳ないですが、
お客さんからのドラム缶風呂についての反響問い合わせが
思いのほか多かったので、設置までの過程を記載してみます。
場所もそんなにとらないですから、火の用心だけしっかりすれば
皆さんのお庭でもできると思いますよ
ーーー
幼少の頃より「ドラム缶風呂」というものに人一倍憧れと幻想を抱いていました。
なんというか‥極論を言うと「ドラム缶風呂こそがキャンプだ!」
という、ちょっと偏りつつも純粋なる想いでいつの日か出逢えることを心待ちに…
たぶんアウトドアアイテムで一番の憧れです。
昨年秋のピザ窯開きバーベキュー時に、けろけろさんから
「来年は庭でお風呂だね」 というリクエストが。
実はそのときは現実感がなかったんです。
ピザ窯という大物を造りあげたくせになんだか壮大な計画に思えて。
この春はちょっとバタバタで天候もよろしくなくて、
庭いじりは池をつくってニジマスを放流したくらい。(後に大雨で流された・・)
それでも夏の始めに形だけはつくっておきたいなーと、
ドラム缶をさがしてみることにしました。

ーー縁あって2つ、手頃なところで譲っていただけました。
もともとは重油や油を入れる為のドラム缶(200L)ですから、
そのままではベッタベタで使い物になりません。
1缶に対して10Lの灯油を使いって洗浄してもらいます。
受け取って気がつく、「あ、フタがとれないじゃん」
「ち、ちびっこ達が安心して入れるような蓋の開いているやつが欲しいんですけど。。」
ちょっと駄々をこねてみたんですけど、
そもそもドラム缶はオイルを大量に運ぶ屈強な造りで出来ているから、
蓋がぱかって空くようなものは無いんだよ、とのこと。 そりゃそうだ。
「ではどうやって蓋をあけるの?」
「板金やでエアで空けてもらいなよ みんな加工して使ってるんだよ」
とのご解答。
エアで鋼鉄が切れるのか、、費用は?そもそもやってくれるのか?と、
急にドラム缶風呂計画が遠いものに感じました。 正直、秋かな?とも。
全くの別件で、マイカーの修理に自動車屋さんに行ったときに、
思い切って相談してみました。
「うーん、手間なんだよな。ウチにはエアのないし。
ああそうだ、タガネで自分で切りなよ。」
た、たがめですか? ・・タガネ(鏨)でした。
鋼鉄のノミのような、カナヅチでがんがん打ちつけていくヤツです。
親切にも貸してくださったので、うーむむと唸りながらも持ち帰って試します。

まずは庭に仮置きして、浸かっている極楽気分を強くイメージ。
縦にガンガンと撃ちつけなんとか穴を空け、その後は缶詰を切るような軌道で
タガネを斜めに打ち付けていき、少しずつ少しずつ切り進んで行きます。

すんごい硬いし厚い。支えている左手への振動がすごくて手が痛い。
でも切り進んで、休み休み1時間ちかくかけてこんな状態に。
でっけー缶詰みたいだ(笑) 中が綺麗なんですね

切れたはいいけど、縁が鋭くて指ををざっくり切ってしまいそうだ。
自分でやれることは・・・ 考えるより試せで、グラインダーで
バリを削ってみる事にした。 家にあったこの歯でよかったんだろうか、、
もっと削り用のものがあるのだと思います。
火の粉が実際はものすごかったのと、鐘の内側のような効果なのか、
音がものすごく大きく反響して鼓膜と脳がどうにかなっちゃうんじゃないかと
言うほどに響くのだ。しかも熱い 。 こんな感じに。

さすがにつるつるにまでは加工ができず、できるだけ滑らかな状態にしたので
あとは何だろう、コーキング材とかシリコンとかパテとか、熱と水に強いものを
塗り固めてみようか。まずは調べてみよう 。
で、気分だけ浸かってみる

僕の背がほどほどにでかいせいかジャストフィットじゃないんですが、
底のほうはどこまで熱くなるんだろう。 すのこも押し入れ用のものを切って
作ってみたし、池の近くにドラム缶風呂会場を仮置きしてみた。
はー なんともいい眺めだ

出来るんじゃないかとワクワクしていた梅雨明けの頃でした。
つづく
お客さんからのドラム缶風呂についての反響問い合わせが
思いのほか多かったので、設置までの過程を記載してみます。
場所もそんなにとらないですから、火の用心だけしっかりすれば
皆さんのお庭でもできると思いますよ

ーーー
幼少の頃より「ドラム缶風呂」というものに人一倍憧れと幻想を抱いていました。
なんというか‥極論を言うと「ドラム缶風呂こそがキャンプだ!」
という、ちょっと偏りつつも純粋なる想いでいつの日か出逢えることを心待ちに…
たぶんアウトドアアイテムで一番の憧れです。
昨年秋のピザ窯開きバーベキュー時に、けろけろさんから
「来年は庭でお風呂だね」 というリクエストが。
実はそのときは現実感がなかったんです。
ピザ窯という大物を造りあげたくせになんだか壮大な計画に思えて。
この春はちょっとバタバタで天候もよろしくなくて、
庭いじりは池をつくってニジマスを放流したくらい。(後に大雨で流された・・)
それでも夏の始めに形だけはつくっておきたいなーと、
ドラム缶をさがしてみることにしました。

ーー縁あって2つ、手頃なところで譲っていただけました。
もともとは重油や油を入れる為のドラム缶(200L)ですから、
そのままではベッタベタで使い物になりません。
1缶に対して10Lの灯油を使いって洗浄してもらいます。
受け取って気がつく、「あ、フタがとれないじゃん」
「ち、ちびっこ達が安心して入れるような蓋の開いているやつが欲しいんですけど。。」
ちょっと駄々をこねてみたんですけど、
そもそもドラム缶はオイルを大量に運ぶ屈強な造りで出来ているから、
蓋がぱかって空くようなものは無いんだよ、とのこと。 そりゃそうだ。
「ではどうやって蓋をあけるの?」
「板金やでエアで空けてもらいなよ みんな加工して使ってるんだよ」
とのご解答。
エアで鋼鉄が切れるのか、、費用は?そもそもやってくれるのか?と、
急にドラム缶風呂計画が遠いものに感じました。 正直、秋かな?とも。
全くの別件で、マイカーの修理に自動車屋さんに行ったときに、
思い切って相談してみました。
「うーん、手間なんだよな。ウチにはエアのないし。
ああそうだ、タガネで自分で切りなよ。」
た、たがめですか? ・・タガネ(鏨)でした。
鋼鉄のノミのような、カナヅチでがんがん打ちつけていくヤツです。
親切にも貸してくださったので、うーむむと唸りながらも持ち帰って試します。

まずは庭に仮置きして、浸かっている極楽気分を強くイメージ。
縦にガンガンと撃ちつけなんとか穴を空け、その後は缶詰を切るような軌道で
タガネを斜めに打ち付けていき、少しずつ少しずつ切り進んで行きます。

すんごい硬いし厚い。支えている左手への振動がすごくて手が痛い。
でも切り進んで、休み休み1時間ちかくかけてこんな状態に。
でっけー缶詰みたいだ(笑) 中が綺麗なんですね

切れたはいいけど、縁が鋭くて指ををざっくり切ってしまいそうだ。
自分でやれることは・・・ 考えるより試せで、グラインダーで
バリを削ってみる事にした。 家にあったこの歯でよかったんだろうか、、
もっと削り用のものがあるのだと思います。
火の粉が実際はものすごかったのと、鐘の内側のような効果なのか、
音がものすごく大きく反響して鼓膜と脳がどうにかなっちゃうんじゃないかと
言うほどに響くのだ。しかも熱い 。 こんな感じに。

さすがにつるつるにまでは加工ができず、できるだけ滑らかな状態にしたので
あとは何だろう、コーキング材とかシリコンとかパテとか、熱と水に強いものを
塗り固めてみようか。まずは調べてみよう 。
で、気分だけ浸かってみる


僕の背がほどほどにでかいせいかジャストフィットじゃないんですが、
底のほうはどこまで熱くなるんだろう。 すのこも押し入れ用のものを切って
作ってみたし、池の近くにドラム缶風呂会場を仮置きしてみた。
はー なんともいい眺めだ

出来るんじゃないかとワクワクしていた梅雨明けの頃でした。
つづく
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