軽井沢の便利な情報発信ブログやサイトはたくさんありますのでお任せし、
こちらでは今まで通りの軽井沢の日常風景や個人ごとと共に、
地元ならではのディープな情報を増やしてまいりましょう。
オフシーンは、観光客の行かないような 呑み屋や定食屋情報を更新します。
昨年2月にお届けした
【 かしばみ 】 
さんもなかなかの店でした。
今回は、昨年末に初潜入できた中軽井沢の
【 あすなろ 】 さんです。
「おいしょく(追分食堂)とあすなろは、双璧だよ。」この軽井沢で働き暮らしていても、ちょっとやそっとでは辿り着けない
領域があります。
興味はあれど、入れない。
入っていいのか、入れるのか。
受け入れてもらえるのか、
どういうシステムなのか・・
出て、来れるのか。。
その双璧は、もちろんHPなどもなく情報量も少ない。
食べログなどを信じていいのかも、店を外観から確認するだけで
不安に思う雰囲気があります。
なんというか、玄人向け、常連向けなオーラを発しています。。
同業の友人Tさんがいつの間にか常連とのことで、生の話は聞いていました。
また別の、大阪出身の食通の同業友人が絶賛していたので
ああこれは、きっと本物だと。前向きな興味が加速しました。
で、クリスマス近いとある日に、Tさんらと共に初潜入。
たまにしか開いていなく、5時の段階で電気がついていたのでこの日に決行。

「 大衆酒場 あすなろ 」 の看板。 渋すぎます。
コの字形のカウンターのみ。
奥が4席、真ん中3、手前に5席。
使い込んだロースターコンロが、カウンターにちょこんと置いてある。
嗚呼、うらぶれた昭和空間・・平成であることを忘れます。
でも、妙に、心地よい。。


この酒場、 ホルモン屋です。
高崎の金華亭という肉の卸先から仕入れているのか提携なのか・・
各肉1皿500円。
注文すると、冷蔵庫からアルミの丸い皿に盛られたお肉を取り出し、
ロースターの鉄網の上にジャッと敷いて均等に広げてくれました。


やばい、旨い。。
空間からは想像できない、良質なホルモンを扱っています。
焼き加減も教えてくれる。じつに旨い!
あ、お酒も独特です。

焼酎1杯400えん。
勧められるままに梅割りにすると、
ええとこのコップに焼酎がそのままドブドブ並々と注がれまして、
ちょっと飲んで空いたら梅シロップ(自家製かな?)を好みの濃さに
注いでよ。と、お湯で割れる雰囲気がなかったのですが、
元から割ってあったのかアルコールのやや低い焼酎だったのか、
どちらにしてもキツさはなく、クセもなく飲みやすい酒でした。

日本酒も400えん。
この、野沢菜と生姜(チューブかな)をまぜまぜしたお通しが旨い。
安酒にぴったりです。レンジで燗にしてくれるけど、時間がかかります。
新しいレンジをあげたいとおもった。


常連さん、馴染んでいます。
軽井沢の事、いろいろと語って教えて下さった。
肉をいっさい食べずにキープのお酒を飲まれてましたが、嗚呼、
これがこの酒場の心地良さなのでしょう。

おかみさん。
60でこの店を継いで、早15年ですって。
実年齢には見えないほどに若々しく優しい声と表情で、
遠慮や気遣いが無用の本当に居心地よくもてなしてくれました。
いやあ、入るまでの印象とはまったく真逆でした。
素直に印象を伝えると、ぜんぜん、来てほしいのよって。
一見さん大歓迎のようで、若いお客さんは嬉しいようでしたよ。

肉しか無いので、常連さんはごはんやおにぎりを持ちこんでいるよう。
いいの?と聞いたら全然自由でいいのとおっしゃるので、車に戻りお
昼に残ったおにぎりと魚肉ソーセージをもって焼いて食べました。
あ、そういえば、室内は7帖半位の空間ですが、ひと組肉を焼き出すと
とたんに室内が真っ白になります。煙が充満します。
2つある室内の換気扇。ちょうとボクが座った入り口側カウンターの
奥に一つありまして、換気係を仰せつかいまして。でも換気をすると
一気に冷気が入ってきて寒くなるものですから 充満しはじめたら1分位
換気扇をまわすという重役を勤めあげられたことで、心理的な親近感が
湧いた事も距離が縮まった要因でしょうか。
心地よく、酔えました。。
地図は、こんなところです。
http://tabelog.com/nagano/A2003/A200301/20003786/dtlmap/ 
上田信金向かい、谷川建設のリンダル風モデルハウスの 奥にあります。
さあ、あすなろ 行きましょうか。
昭和50年代の日本に還りましょう。
人気ブログランキングへ5年ぶり位の「追分食堂」にも近々行きたい。
この方の記事、素敵です。