フェリーで沖縄へ。 03年バイク旅
なんだか首肩こりがひどく頭がうごかない。。ちょこちょこ下書きしながらの
更新ですがはかどらない為すこしさらりと先に進みます。。
前回の続き 旅カテゴリ。

ーー台風は ダメです。 バイク旅の天敵。
熊本の熱い夜を期待し市外へ向かうか迷っていると、台風上陸のニュースが。。
この後は鹿児島に向かい、そこから沖縄へフェリーで渡ります。欠航が続き足止めをくらうと今後の旅の予定がつかなくなるものですから、むむー・・断腸の思いで先を急ぐ決断をしました。 馬刺し熊本ラーメン焼酎や素敵な県民性・・・帰りに寄れるかな?
R325号でからR443号で南下。市街からどんどん田舎町へと進み、なんとなく知っている地名を目指す。人吉市、ウッちゃんの里だ。R25号の山あいの村を抜けR445号を駆け抜け、夕暮れが終わりかけの18時半、人吉駅に到着です。
九州の小京都とも称される人吉。 もう暗いので城址や観光地巡りは出来ないが、バイクで町を流すにあたって確かに情緒を感じます。ひなびた歴史街といった感じでしょうか、時間をかけまた寄りたい町との出逢いでした。
R221号で、宮崎県えびの市 を目指します。
もう真っ暗で、思えばこの旅始まって以来の夜走行の山間の道、流石に店も民家もなくひたすら暗い道が続き結構怖い。夜の峠越えは負担もおっきい。やっと見つけた車の後ろにぴったりとくっついていもむし状にゆっくりと先へ先へ進みました。
20時ちょうど、えびの到着。
真っ暗で何もない為、ツーリングマップとにらめっこし、R268号で栗野間で行き、そこから高速で鹿児島を目指す事にしました。拘束のSAなら一晩過ごすのも快適だろうし。 で、22:10分 桜島サービスエリア到着。 そのままベンチのような所にごろんと転がり速攻で就寝。。。 この日は400キロ超の移動でした。
19日。
浅い眠りの中4時過ぎに目が冴えてしまった。日の出の海岸ライディングも良いだろうと出発。
次の所で降りると料金900円。1泊もでき距離も稼げて良い選択でした。 5:10分桜島フェリー到着。
まだ暗い。ターミナルもどこも開いてないので、汗と埃にまみれた身体を温めるべくお風呂を探す。コインランドリー付って書いてあった、太陽ヘルスセンターへ。おおレトロな名とは裏腹な近代スパの下町版みたいな感じ。この時は330円で入れました。朝っぱらから人たくさん、出勤前に寄られるスーツ姿も結構いたなあ。鹿児島人と裸の付き合い、良い感じです。1時間半ゆっくりして、もう一度桜島フェリーターミナルへ。
沖縄行きは1日1便、18時発だけ。
時間が余り過ぎている。天気もすごく良い。 ここまで来たから、じゃあ池田湖のイッシーに石を投げに行こうとあほなことをが浮かび、行ってみた。山間のでっかい湖、いたっておかしくない秘境ふうではあったがやっぱりいなかった。 指宿スカイラインで町へ戻り、本場鹿児島のさつまあげや何かを食べ歩きしてターミナルへ。
欠航!!
天気良かったので予想外、何さ、ダメなのかよー嗚呼明日出るかも分からないじゃないか。
打ちひしがれながら、本屋へ行き沖縄へ渡る全てのルートを探してみる。飛行機の空き予約も電話してみるもダメだったし高かった。。 ターミナルで、野宿。夜には大荒れの雨となりました。くっそー 大きな雨音のせいで意外とよく眠れた。
20日。
5時に起きるも外は多雨。ターミナルに数組野宿者がいた。同じ思いで夜を越したのだろう、仲間意識が勝手に膨らんでいた。 8時過ぎまで仮眠を続け、奥のターミナルに行ってみるとー・・ 運命か?もうひとつの沖縄に渡る方法、琉球海運 という船があり、しかもライダースパックという、バイク人込みで14,070円という破格の船代に出逢った。嬉しいサプライズこの旅最大でした!
問題は今日出るかだけだけど・・嬉しいからいいや。運にかけて、桜島へフェリーで渡り島ツーリングをし、白浜温泉センター で茶色く濃い温泉にどっぷり浸かって疲れを抜いて、露天の火山灰パックで白塗りになって、スッキリ身軽にターミナルに戻るとー・・ 多少う回はするも出港との朗報が。ヤッターー良い日だ。鹿児島までこれて本当によかった。。スーパーで船内での食料と酒を買い込んで、乗船。 旅人が集まった。 同室の5人とそれぞれの貧乏旅自慢を楽しみ酒を酌み交わし、何時かな船酔いもあって早めに就寝zzz
21日。
那覇港までは、25時間の船旅でした。
ひたすらに続く水平線と、青空と太陽。こんな環境が旅を旅らしく味付けしてくれる。究極の非日常時間。
沖縄の本土が見え始め、15:30分 沖縄に到着できました。

同じオフロードの日本一周中鈴木君。
一番左の番傘姿の彼は東大阪から徒歩で沖縄を目指してきたツワモノで、出先に友人にベースを抱えて唄えば賽銭が集まると荷物に括ったものの、弾けずに邪魔なまま2ヶ月旅を続けてきたとのこと。四国の海寄りの、美味しい海水情報などを教えてくれました(笑) 海水飲んでー畑のきゅうりやトマトを失敬して生き延びてきたらしい。面白かった。
港に降り立った時の太陽のジリジリ感・・待ち焦がれていたソレでした。
旅仲間達と再開を誓い、チリチリに別れた。 その後結構町中ですれ違うものでそれも嬉しかった。
ぶらっと町をバイクで流し地理を把握し、無料試食の店を巡って、思い付きで選んだところでスキューバダイビングのライセンス取得の手続きを済ませました。沖縄入りの一番の目的を、PADIオープンウォーターのライセンス取得にしていたのです。27歳の誕生日記念の、ダイバーデビューでした。 旅人向きの安い旅宿に入り、夜の国際通りをぶらついて、就寝。
22日。
今日はひたすら学科を勉強し、夕方テスト82点で合格。機器装着練習して終了。
沖縄国際ユースホテルへ。

ホテルタイプの立派なユースでした。同室はやはり皆旅人、ロビーへ移りいろんな旅話を聞き感化され、これからの旅スポット情報なども得ながら夜中2時くらいまで飲み語らいました。27歳を祝ってもらえた。嬉しい夜だった。
23日。
本土南部の、奥武島(おうじま) が今回のダイブスポット。午前は基本を行い午後は少し深い奥まで行けた。 台風の影響でにごりもありイメージとはちょっと離れていたけどダイバーデビューできたんだ、じわじわと実感が湧いてきた。力みがあって疲れたけど、今宵泊まった旅宿の柏屋 が居心地よく明日への期待を持って気持ち良く就寝。。
24日。
今日も奥武島へ。昨日よりも透明度が高く快晴っぷりが素晴らしい!
昨日と違い軽快にダイブを楽しめ、講習を修了し残留窒素を確認し、晴れてダイバー櫻井誕生しました。 夕方オプションダイブを1本潜り、ニモにもたくさん会って、この無重力宇宙空間を自在に動けて未知の光景を楽しめるダイビングというものにハマってしまった! その後も、ケラマ諸島サイパン、タイのコタオ等々、潜りにいく素晴らしいきっかけとなりました。直近は3年前の石垣島、また潜りに行きたいなあ。。
ダイブの余韻と、たっぷりの泡盛と宿にあったスラムダンクの最終話で泣いて過ごした夜でした。
25日。
昨夜の泡盛が効いて寝坊。今日は目いっぱい沖縄本土をツーリング。 「ひめゆりの塔」 で深く手を合わせ、R331号を知念村、佐敷町、与那原町と進み、小雨の中首里城へ。その後R58号で宜野湾、北谷、嘉手納、読谷を抜け恩納村海岸、万座ビーチそれぞれちょこちょこ寄り道。瀬良垣で偶然に旨い沖縄そばを喰い、みゆきビーチいんぶビーチを抜けて名護へ。 オリオンビール名護工場で見学と試飲。 よ、よーく休んでから再出発し、名護パイナップルパークでドラゴンフルーツを土産に送って、R329号で東側海岸コースをひた走る。米軍キャンプハンセン、石川市、与勝半島、そして名前に惹かれた、海中道路 を夕暮れ時に駆け抜けうっとり過ごす。。浜比嘉大橋、勝連遺跡、R329で沖縄市、北中村、西原を通りR38号から首里へ戻る。市街地に戻った頃は20時をまわっていた・・。
この日は冒険をしたくって、夜の国際通りを楽しんだ後、町のはしっこのマンションの踊り場で野宿をしてみる。「よ、寄ったまんま寝てしまいました」の言い訳を考えておいて寝つく。朝、新聞配達員のギャー!という悲鳴で起きて寝ぼけたまま前フレーズを言い移動してどっかでまた仮眠しました。
26日。
そんな寝起きで薄暗い朝の町をぶらぶらし、ターミナルへ移動し、10時半に福岡に向かい出港。
沖縄ありがとうな充実濃厚な贅沢時間を過ごせました。 この日はひたすら船の中。寝溜めの日です。福岡到着は、翌12時半予定、26時間の船の旅になります。
続く。








残ってるデータが少なくて残念。
結構寄り道をしたので美しい光景がいまでも記憶されています。

人気ブログランキングへ
沖縄行きたい 嗚呼いきたい。
スポンサーサイト