こんにちは。
この春から建築の着工を始められている方も多いと思われます。
建築の設備面につきましては、まだまだ中後半まで選択できますが
おおまかな方向性は早めに絞れておいた方がよいですね。
薪ストーブについての相談がとても多かったので、
個人的及び建築側からのお勧めをまとめていますので紹介します。
ちなみに モデルの詳細につきましては割愛しますので
各HPよりご覧くださいね。
では。
【 DUTCHWEST 】 (ダッチウエスト・アメリカ) http://www.dutchwest.co.jp/ 
代理店:ダッチウエストジャパン
北海道帯広出身のオーナーがダッチウエストジャパンを立ち上げ既に
日本で30数年の歴史となりました。北海道の厳寒に耐える人々の
ために性能良い薪ストーブ販売を開始したのが始まりで、今では
多くの
薪ストーブアクセサリー も代理店として取り扱っています。
ダッチウエスト社の下記2モデルを推す工務店や建設会社が結構多く、
軽井沢の建築でも随分とみかけます。身近なところでも結構に。
◆
フェデラルコンベクション

(ラージ)
最大熱出量:10,100kcal 最大暖房面積:144平米(43坪)
燃焼効率:75.1% 薪長さ:55cm 重量:197kg 鋳鉄製
燃焼方式:複合式(輻射・対流)
価格:本体370,000円+Tax
本体表面に小石で打ったようなザラつきがあります。これにより
表面積が40%アップし放熱性を高めています。
薪ストーブから放熱する輻射熱とともに離れた場所まで暖める
対流熱も生む複合型システムを開発し採用したモデルです。
やや堅めなデザインと少しメンテナンス手間がかかりますが、
自身で行えたりストーブ屋さんが面倒見てくれるのでしたら
とても良い機種ですね。 着火性や暖房範囲の広さも選ばれる
理由となっているようです。
特に3-4年前の建築に随分導入されていた印象が残っています。
◆
エンライト

(ミディアム)
最大熱出量:13,100kcal 最大暖房面積:149平米(45坪)
燃焼効率:72% 薪長さ:56cm 重量:191kg 鋳鉄製
燃焼方式:複合式(輻射・対流)
価格:420,000円+Tax
最新の「リーンバーン燃焼」システムを採用した次世代ストーブ
というのが売りらしいです。少ない燃料で最大の熱エネルギーを
発する低燃費で経済的なのもよい。全面のガラスにエアカーテン
ができて曇らないのも魅力ですね。先ほどのコンベクションよりも
何となく角が取れた優しい雰囲気も個人的に好みです。
耐火セメント等での接着もなく分解できるメンテナンス性の良さも
特徴です。ここ、結構大事だと思います。
ほかにも多くのモデルがありますが、
http://www.dutchwest.co.jp/stove/products/stove/index.html ダッチウエスト社からは2モデルを厳選してお勧めしました。
あと、こういったファンページの提供も姿勢が伺えていいですね。
http://www.dutchwest.co.jp/stove/recipe/ ストーブ料理やブログ、メーカーの物語などを拝見すると、また
ぐぐっと薪ストーブオーナーとしての気持ちが膨らみます。
ご参考にどうぞ。
【 Vermont Castings 】(バーモンドキャスティングス・アメリカ) http://www.firesidestove.com/index.html 
代理店:ファイヤーサイド社
ファイヤーサイド社が日本に薪ストーブを輸入し始め四半世紀以上
が経過しました。バーモンドキャスティング社の扱いをメインに、
充実な
薪ストーブアクセサリーや斧なども 多く取り扱っています。
ボクがお勧めしている
スエーデン・グレンスフォッシュの斧 も
ファイヤーサイドさんの取り扱いです。
ここでのお勧め機種は、なんといってもこちらです。
◆
アンコール 

最大熱出量:11,750kcal 最大暖房面積:177平米(54坪)
燃焼効率:76.7% 薪長さ:50cm 重量:159kg 鋳鉄製
燃焼方式:輻射式
価格:520,000円+Tax レッド、マジョリカブラウンは60万円
このバーモンドキャスティング社のアンコールは1986年に誕生し、
以来クッキングストーブとしても評価され世界中で愛されてきました。
炉内で熱を加えるピザやパン、ローストビーフなどのオーブン料理の
ほか、広いストーブトップ(鉄製の天板)での煮込みや焼き物、炊飯
までこなせる機能性の高さ。暖を満たすとともに、美味しい楽しみも
広げてくれて寒冷地での暮らしを豊かにしてくれる優れたストーブに
なります。
本体自体も高気密設計と流体システム、優れた燃焼方式で燃費も
よく経済的です。 8割近い燃焼効率からも性能の良さが伺えます。
観音開きの正面と別に、トップローディングドアと呼ばれる開く天板
も特徴ですね。燃焼中にこちらを開けても煙が広がらないのですよ。
薪を足すにも楽ですし、グリルのように魚を焼くこともできます。
リンクしてあります
軽井沢暮らし+Bow-wowさん が、
こちらのアンコールを使った薪ストーブ料理をたくさん試されていま
すので是非覗いてみて下さいね。
また、ファイヤーサイドさんもファンページが充実です。
http://www.firesidestove.com/knowledge/ ストーブのメンテナンスや薪、使い方、Q&A も親切ですし、
こちらの別ページ
「森からの便り」 は愛読させてもらっていてリンク
もしてあります。それぞれ更新も多くて楽しみにしています。
今回紹介の2社は ともにアメリカ製。
生産される国柄の特徴も薪ストーブには出てきます。
多少、北欧と比べるとアメリカンな造り(大らかとかとか)との評価も
たまに聞きますが、細かなメンテナンスなどは導入下さるストーブ屋さん
が対応してくれますし教えてもらいながら覚えれば難しいことはないと
思います。
お建てになる建物に合ったデザインであるかどうか、ライフスタイルに
合っているか、 予算に合っているかどうか。
たぶん、最終的にはどちらのストーブを選ばれても ごく大きな差は
生じてこないと思いますよ。
車選びと似ているかもしれませんね。
次回は、北欧方面のストーブを紹介します。
人気ブログランキングへ6選として ヨツール、モルソー、ドブレ、ピキャンを紹介する予定です。