閑坐聴松風

(閑)坐聴松風 カンザシテショウフウヲキク
夏の茶会以降・・ いや、今年全般だなあ、
京都で新年を迎えるという そちら寄りの幸先よいスタートをきれた
つもりだったのですが、 どういう訳か身の入り方が足らずチグハグな
感じの稽古が多かったです。 仕事で随分と休んじゃったし

商談続きがひと段落したので「気持ちを入れ替えよう」と
向かった昨日の稽古での軸が印象的でしたので載せてみます。
(本来あまり撮影するものじゃないので盗撮チックに斜め姿・・)
~座って松風(お釜の湯のたぎる音)を聴く~
一瞬、そんな軸にする程のことでは・・ と感じましたが、
ここには
「いっさいの雑念を捨て、静かーに湯のたぎる音をただただ聴く・・
慌ただしく心が急いでいる時は気がつかないことでも、
心穏やかにして静かに耳を澄ませば澄み渡った音が聞こえてきますよー」
日頃気がつかなかった小鳥のさえずりや虫の泣く音、
風の吹き渡る音や木々のゆらめき等を感じて、
自分のこころがスー・・っと澄んでゆくような。。
落ち着いて考えてみれば見えてくる答えなりも・・・ ね。
シンプルで沁みる軸でしたので、なにかを振り返れるように残してみます。
茶事も 炉点前 の季節となりました。
いよいよ冬! といった感じです。

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