東京から信州へ歩いて帰った・4 水の神様
こんばんは
今日で5月も終わりでしたね 早いなあ
京都で年越しをして、 もう6月。
特に芽吹きが進んでからは、冬が随分昔に感じられます。
って、なんども言ってますね(笑) もういっか
5月の終わりに歩き旅を更新しておきます。
梅雨前には完結しておかないと これから野菜の成長も進行しますしね
では
===
http://sakuraikaruizawa.blog33.fc2.com/blog-category-16.html
前回まで も。
・・・道 ないじゃん。
そのときのボクは、呆然というよりも・・ ちょっとニヤケていた
朝から快晴でまだ9時半だったからそんな余裕があったのでしょう、無計画の旅っておもしろいなあ 何が起こるかわからないとこが冒険っぽいと。 予期せぬ事態とかハプニングは旅のエッセンス~ などととテンションが妙にあがってしまっていた。 ・・若かったなあ
昨夜おじぃに 呪文のようなお守りを貰ったんです
「ほー 歩いてきただかーい。 こん山道をー てっくらてっくらー てっくらーてっくらな~~」
「んじゃー明日もあるくだぁーな~ てっくらーてっくらーかぁ~ そーあわてにゃぁー てっくらーてっくらーいかざっつぃ~~」
てっくらてっくらいかざっつぃ~
この呪文は この後の、いろんな旅のお守りとなりました。
旅のみならず、切羽詰った時や冷静になるべく時に想い出し、落ち着ける有難いお守りです。 てっくらーてっくら~
(今の仕事でも使ってます。慌てる事態に、冷静を取り戻せます 慌てたって解決しませんもんね)
国道299号線が分断されていたものの、迂回路の標識を見つけた。どうやら国道以外の道がありそうです。
標識に沿って、渓流沿いの山道を南へ向かい始める。距離表示はなし、いったいどのくらい歩けばどこかに出るのだろう・・・
数キロ渓流沿いを登ったでしょうか
その先に、これまた日本昔話に出てきそうな山間の焼きイワナが旨そうなイメージの一軒宿があり、その脇に「十石峠方面」の矢印とともに 『林道 矢弓沢線』 の看板が。ちなみに宿は開いてなかったので食事にありつけず
国道寸断の影響でしょうか
林道を、登るのか・・・ 299にさえ乗っていれば、とりあえず知ってる町まで出るんだ! という安心感に支えられていた徒歩旅だっただけに、このわき道・林道走行になった途端 一瞬不安で暗黒めいたっけ でもあまりの快晴っぷりに脳裏の暗黒すら数分後には晴れてました。けっこう単純 それ以来「お日様って、ありがたい」を旅に出るたびに感じてます

(林道の側道の写真だったかな? とにかく細い荒れた林道でした)

林道を上り始めて1時間、朝から計4時間経過の11時
地図はないもののかなり標高の高さを 紫外線と水分の蒸発具合で感じはじめていた。
顔はチリチリ焼けて鼻の薄皮がパリッと裂けた それをピリピリ裂き広げながら歩き続ける・・ もう既に脱水です。
GWだというのに通過した車は1台だけ 水の気配もない。 おじいの家を出てからそういえば店も自販機もなかった
それでもまだ気力は普通にあり あっ・・ と今朝のおじぃからのおみやげを思いだし、
バックを草むらに放り投げガラガラのバック内をガサゴゾほじくって 「サンガリアよりマイナーな缶コーヒー」を取り出した
ぬるく甘い缶コーヒーは、乾いたノドには最悪です(笑)
ただ、のど越しが悪いからこそちびりちびりと潤して歩くには丁度良くて腹持ちもよい、今の環境に適した液体であった。助かったー
こいつで約2時間持ってくれたのでした。
いつしか正午をすぎ、まだまだ果てしなく上り続ける人気のない細い林道。 途中何の看板もないのでどのくらい歩いたのか検討もつかない それでも焦らず 「てっくらーてっくら~」 時に無意識に口ずさみながら 小さな歩幅でジグザグに上っていく。 早足で歩いたって距離感が分からないからとにかく一歩一歩を焦らず疲れず着実に進むことだけを純粋に考えながら、ジグザグジグザグと負担を軽くして歩いていきます
飲み干してからどのくらい歩いたろう、 次の脱水の波が来て、今度は舌と上あごが張り付きはじめる。
まぶたも張り付くしピリピリ破いた薄皮は ほお のあたりまでピーと延びてるし、Gパンだから内股のすれがひどい マメも痛いし何より息苦しい。
ちょっと やばいかなー と本気で思い、道のはじに座り込んで20分くらい車を待ってみた。 こない。 林道なんて・・
休んだ分、足取りが重い
太陽が眩しすぎて逆に足元ばかり見ながらうなだれて歩き始めた
そんな状態で1時間うろうろ。 あー 大丈夫かな・・・
木の皮むしって水分とれるのか? 新芽モシャモシャ食べたらお茶飲んでる気分になれるのか?? 木の根元どのくらい掘ると水出てくるんだろ・・ なんてことを、かなり本気で考えるほどカリカリに乾いたサクライのかすみ目に、、、

「水の・・戸 ??」
水の気配だ!
こんな碑があって水が無いはずがない
水音はしないものの、極限までに研ぎ澄まされた五感をを頼りに
山林内部に突っ込んでいったのでした
つぎ、たぶん最後です。

人気ブログランキングへ←たまーにくりっく
旅には チョコとかカロリーもの、あと水分は必ず準備して臨みましょうね。
今日で5月も終わりでしたね 早いなあ
京都で年越しをして、 もう6月。
特に芽吹きが進んでからは、冬が随分昔に感じられます。
って、なんども言ってますね(笑) もういっか
5月の終わりに歩き旅を更新しておきます。
梅雨前には完結しておかないと これから野菜の成長も進行しますしね

では
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http://sakuraikaruizawa.blog33.fc2.com/blog-category-16.html
前回まで も。
・・・道 ないじゃん。
そのときのボクは、呆然というよりも・・ ちょっとニヤケていた
朝から快晴でまだ9時半だったからそんな余裕があったのでしょう、無計画の旅っておもしろいなあ 何が起こるかわからないとこが冒険っぽいと。 予期せぬ事態とかハプニングは旅のエッセンス~ などととテンションが妙にあがってしまっていた。 ・・若かったなあ

昨夜おじぃに 呪文のようなお守りを貰ったんです
「ほー 歩いてきただかーい。 こん山道をー てっくらてっくらー てっくらーてっくらな~~」
「んじゃー明日もあるくだぁーな~ てっくらーてっくらーかぁ~ そーあわてにゃぁー てっくらーてっくらーいかざっつぃ~~」
てっくらてっくらいかざっつぃ~
この呪文は この後の、いろんな旅のお守りとなりました。
旅のみならず、切羽詰った時や冷静になるべく時に想い出し、落ち着ける有難いお守りです。 てっくらーてっくら~
(今の仕事でも使ってます。慌てる事態に、冷静を取り戻せます 慌てたって解決しませんもんね)
国道299号線が分断されていたものの、迂回路の標識を見つけた。どうやら国道以外の道がありそうです。
標識に沿って、渓流沿いの山道を南へ向かい始める。距離表示はなし、いったいどのくらい歩けばどこかに出るのだろう・・・
数キロ渓流沿いを登ったでしょうか
その先に、これまた日本昔話に出てきそうな山間の焼きイワナが旨そうなイメージの一軒宿があり、その脇に「十石峠方面」の矢印とともに 『林道 矢弓沢線』 の看板が。ちなみに宿は開いてなかったので食事にありつけず

林道を、登るのか・・・ 299にさえ乗っていれば、とりあえず知ってる町まで出るんだ! という安心感に支えられていた徒歩旅だっただけに、このわき道・林道走行になった途端 一瞬不安で暗黒めいたっけ でもあまりの快晴っぷりに脳裏の暗黒すら数分後には晴れてました。けっこう単純 それ以来「お日様って、ありがたい」を旅に出るたびに感じてます


(林道の側道の写真だったかな? とにかく細い荒れた林道でした)

林道を上り始めて1時間、朝から計4時間経過の11時
地図はないもののかなり標高の高さを 紫外線と水分の蒸発具合で感じはじめていた。
顔はチリチリ焼けて鼻の薄皮がパリッと裂けた それをピリピリ裂き広げながら歩き続ける・・ もう既に脱水です。
GWだというのに通過した車は1台だけ 水の気配もない。 おじいの家を出てからそういえば店も自販機もなかった
それでもまだ気力は普通にあり あっ・・ と今朝のおじぃからのおみやげを思いだし、
バックを草むらに放り投げガラガラのバック内をガサゴゾほじくって 「サンガリアよりマイナーな缶コーヒー」を取り出した
ぬるく甘い缶コーヒーは、乾いたノドには最悪です(笑)
ただ、のど越しが悪いからこそちびりちびりと潤して歩くには丁度良くて腹持ちもよい、今の環境に適した液体であった。助かったー

いつしか正午をすぎ、まだまだ果てしなく上り続ける人気のない細い林道。 途中何の看板もないのでどのくらい歩いたのか検討もつかない それでも焦らず 「てっくらーてっくら~」 時に無意識に口ずさみながら 小さな歩幅でジグザグに上っていく。 早足で歩いたって距離感が分からないからとにかく一歩一歩を焦らず疲れず着実に進むことだけを純粋に考えながら、ジグザグジグザグと負担を軽くして歩いていきます
飲み干してからどのくらい歩いたろう、 次の脱水の波が来て、今度は舌と上あごが張り付きはじめる。
まぶたも張り付くしピリピリ破いた薄皮は ほお のあたりまでピーと延びてるし、Gパンだから内股のすれがひどい マメも痛いし何より息苦しい。
ちょっと やばいかなー と本気で思い、道のはじに座り込んで20分くらい車を待ってみた。 こない。 林道なんて・・
休んだ分、足取りが重い
太陽が眩しすぎて逆に足元ばかり見ながらうなだれて歩き始めた
そんな状態で1時間うろうろ。 あー 大丈夫かな・・・
木の皮むしって水分とれるのか? 新芽モシャモシャ食べたらお茶飲んでる気分になれるのか?? 木の根元どのくらい掘ると水出てくるんだろ・・ なんてことを、かなり本気で考えるほどカリカリに乾いたサクライのかすみ目に、、、

「水の・・戸 ??」
水の気配だ!
こんな碑があって水が無いはずがない
水音はしないものの、極限までに研ぎ澄まされた五感をを頼りに
山林内部に突っ込んでいったのでした
つぎ、たぶん最後です。

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